大学入試における受験生の勉強時間
私はこの4月まで医学部専門予備校の正社員をしていました。数学の講師や教材作成もしていたのですが、スタッフとして医学部、獣医・歯・薬学部志望の生徒達の担任を持ち、毎週生徒と面談をしていました。
そんな中で気づいた事があります。
それは、殆どの生徒が数学の自習に莫大な時間をかけているという事です!
例えば1週間の勉強時間は浪人生でだいたい80時間位なんですね。
そのうち医専だと集団授業やテストや苦手科目のマンツーマンなんかで週40時間位になります。
なので残りの40時間が自習時間の平均的な時間になります!
これ位はやらないとなかなか受からないんですよね。
それで私大医学部だと4教科なので例えば英語、数学、生物、化学だとすると平均的に勉強したら10時間ずつになるわけなんですが、みんな数学の勉強時間が20時間位なんですよね!!
数学は身に着けるのに時間がかかる科目だって事なんですよ( ゚Д゚)!
苦手な人はもっと時間をかけていて25時間とかで・・得意な人は18時間とかの人もいました。
「数学にやたら時間がとられる」と不安に思っている方がいたら、皆もそうだったのだと少し安心してよいかと思います。
他の科目は色々で、英語が苦手な人は英語に10時間以上とかかけていましたが、やはり数学の方により多くの時間をかけている生徒が多かったです。かけているというより結果的に時間がかかってしまうのでしょうね。
その結果、苦手から普通に、普通から得意を維持している感じです。
また、得意科目については5時間とかでも大丈夫でしたね。
1時間ちょいまで減らしてしまう生徒もいたのですが、それでは徐々に学力が下がってくるので、5時間はキープするように指導していました。集団授業が英語は週に9時間とかあるのでそれで維持はできたようです。そのあたりのバランスを復習テストや模試の結果を見ながらアドバイスするのが担任の役目の一つでした。
私は学習時間記録用紙なる物を作り、勉強時間や確認テストの点数を出させてました。
すると、自習時間が24時間と少なかったり、空白の時間が多かったり、偏った学習をしていたりが、見えてくるんですよね。そこを修正して、目標を立てたりしていました。
話はそれますが、個人的には英語の苦手な生徒には要注意で、学力を上げるのにはかなりの苦労をしていましたね。
そんな生徒には、マメで暇(時間のある)先生を個別指導につけることをお勧めしてました。
そういう先生は本当によく見てくれて、担当時間以外にも課題を沢山だしてくれたり、やったかの確認をして質問にこたえてくれたり!私も習いたい位でした。
私が担任を持っている生徒によくつけていた英語の講師は、クラス授業だと好き嫌いが分かれるのですが、出来ない生徒をマメにみて英語を伸ばすには最適な人材でした。
マーク模試が夏に百点いかなかった生徒が本番で170点とれるような見事なサポートをしてくれましたよ!
話を数学に戻しますと、数学の勉強は予習、復習、毎週の確認テスト対策、模試の直し、苦手分野の学習とやることは色々ありますし、分野も数ⅠAⅡBⅢと多いですよね。それは他の科目も同じの様な気もするんですがね。なぜ時間がかかるのでしょうか。
数学は例題レベルの問題でも理解する事と解ける事に隔たりがあるようで、解かせてみると思わね間違いをしたり、止まってしまったりするのです。それが出来るようになっても、少しひねられて思考力を求められたりもするので演習が必要ですし、知識がないと厳しい問題だったりもして、なにかと時間がかかります。
それを少しでも減らして効率的に勉強できるように、テキスト作りを頑張っていますけどね(^_-)-☆
数学が苦手な人のさしあたっての目標は、「解けない問題があってもよいから、解けるべき問題を見分けて、それを確実に解ける事」になります。それが出来たら、もう少し上を目指して、「皆が苦手とする問題をモノにして他教科をカバー」に目標を上げます。
自分の勉強時間や配分を確認したい人はご相談にのれますのでご連絡下さいね!
学習時間記録用紙が欲しい方も無料で配布してますので是非(^^)/
それでは、入試まで頑張りましょう! igakubutonai@yahoo.co,jp
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